入力フォームに入力した情報は,おおむね,サーバーに寝かせてある。寝ているものは起こすことができる。徳川埋蔵金を探すのは大変だが,そこいらの中小企業のアンケートフォームなら,簡単にお宝にありつける,かも。
セイコーインツルメンツ社は18日,Webページ上のアンケートで収集した個人情報,1000件以上が漏洩していたことを明らかにし,謝罪文を掲載した。同社のアンケートは,もともとデータの暗号化処理などを施していたが,サーバー入れ替えの際に,それらが無効になり,インフォシークなどの検索エンジンに,個人情報を格納したファイルが検出される結果となった。
先日の,米国のオンラインCDショップからのクレジットカード番号漏洩(過去記事)に続いて,この手の話が耳につく。に,してもなんともお粗末な事件。個人名,メールアドレス,住所,電話番号などの情報が格納されていたそうなので,名前や地名などでテキトーに検索した人は当たったかもしれない,おめでとう(^_^)。
まぁ本来暗号化されていたのなら,「ぼけ」呼ばわりされて終わる話だが,そこいらで配付されているアンケートCGIなら,けっこうデータ部分までたどり着けることが多い。まずCGIの置き場所をソースから確認する。そこでCGIの名前を削って,ディレクトリが丸見えになったらしめたもの:-P。データファイルっぽいものを,ディレクトリをたどって探せばいい。企業のホームページなどでも,案外置きっぱなしになっていることが多い。CGIを置くディレクトリには,中身が空っぽの「index.html」ファイルを置くように,心がけたいものですなぁ(安易なセキュリティーですけどネ)。
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